嚥下関連筋群のサルコペニアを一緒に研究しませんか?
健常高齢者における嚥下関連筋群のサルコペニアと関連要因
ー実態調査と経時的変化の検討ー

保健科学部・リハビリテーション学科(言語)・准教授
松原 慶吾
MATSUBARA KEIGO
研究者情報(松原慶吾)
保健科学部・共通教育センター・准教授
水本 豪
MIZUMOTO GO
研究者情報(水本 豪)
保健科学部・医学検査学科・教務嘱託
古賀 和美
KOGA KAZUMI
保健科学部・リハビリテーション学科(言語)・講師
池嵜 寛人
IKEZAKI HIROTO
研究者情報(池嵜寛人)
保健科学部・リハビリテーション学科(言語)・講師
兒玉 成博
KODAMA NARIHIRO
研究者情報(兒玉成博)
保健科学部・リハビリテーション学科(言語)・助教
畑添 涼
HATAZOE RYO
研究者情報(畑添 涼)
保健科学部・リハビリテーション学科(言語)・特任教授
小薗 真知子
KOZONO MACHIKO
研究者情報(小薗真知子)
ケアサポートメロン・所長
元田 真一
MOTODA SHINICHI
ケアサポートメロン・言語聴覚士
毛利 光司
MOURI KOJI

キーワード
地域高齢者
食べること健康チェック
嚥下関連筋群
サルコペニア
早期発見
研究内容に関するお問い合わせ
matubara-ke [a] kumamoto-hsu.ac.jp (松原慶吾)
現在の研究ステージ
構想段階
試行・実証段階
実用化段階
連携可能な範囲
技術相談
共同・受託研究
機器・設備の利用
知的財産権の活用
研究者の受け入れ

研究内容

地域の高齢者がイキイキと暮らしていくためには、健康に「おいしく食事ができる」ことが重要です。しかし、平均寿命の延長により、加齢に伴う全身の筋量・筋力・機能の低下(サルコペニア)がみられる高齢者が増え、さらには嚥下関連筋群(舌筋群・咽頭筋群・舌骨上筋群)や呼吸筋群にもサルコペニアが及んでしまうと、摂食嚥下機能が低下し、健康に食べ続けることが難しくなります。嚥下関連筋群のサルコペニアは、全身のサルコペニアとともに進行していくものと考えられる一方で、嚥下関連筋群のサルコペニアがどのように進行していくのかという経時的変化や筋群間の嚥下機能の低下との関連性についての知見はほとんどありません。
また、これまでの摂食嚥下リハビリテーションの対象は、疾患に起因して生じる嚥下障害でした。近年は、障害がみられる前の加齢によって生じる嚥下機能の低下を予防する「予防的摂食嚥下リハビリテーション」が推奨されています。
そこで、私達は、地域の高齢者を対象とした追跡調査を実施し、嚥下関連筋群と呼吸筋群の筋量・筋力・機能における経時的変化について検討します。そして、加齢に伴う嚥下関連筋群や呼吸筋群の経時的変化と嚥下機能・栄養状態・全身筋量との関係性を明確にし、嚥下関連筋群のサルコペニアや嚥下機能の低下に対する効率的かつ効果的な予防的アプローチに繋げていくことを目指しています。

研究概要

調査中のひとコマ①

調査中のひとコマ②

論文・知的財産権など
〔学会発表〕
  1. 地域高齢者を対象とした摂食嚥下に関すること(食べること)健康チェックの試み~水飲みテストで摂食嚥下障害が疑われた対象者の特徴~, 第20回日本言語聴覚学会(大分市:iichiko総合文化センター・全労災ソレイユ・大分県立美術館) 2019年6月29日
  2. 超音波エコーによる健常高齢者のオトガイ舌骨筋の筋量評価について~筋量の定量化と摂食嚥下機能・舌圧との関係性の検討~, 第8回日本言語聴覚士協会 九州地区学術集会(佐賀市:佐賀県男女共同参画センター・佐賀県障害学習センターアバンセ)2019年1月19日
  3. 摂食嚥下に関する(食べること)健康チェックが摂食嚥下障害の理解と予防への意識に及ぼす影響, 熊本県言語聴覚士会学術研究会(熊本市:熊本保健科学大学) 2018年10月19日
〔競争的資金〕
  • 2018-2020, 科研費 若手研究, 嚥下関連筋群のサルコペニアの経時的変化の検討:地域高齢者を対象とした追跡調査
設備・装置
  • Inbody470 株式会社インボディ・ジャパン
    高精度体成分分析装置。生体電気インピーダンス法により全身の骨格筋量を計測する。
  • LOGIQ e Premium GE Health Care
    超音波エコー検査機器。顎下にプローブを置き、嚥下に重要な舌骨上筋群と舌筋群の筋量と機能を評価する。
  • 携帯型デジタルマノメータDMH-01 木幡計器製作所
    呼吸筋力計(口腔内圧測定器)。最大呼気及び吸気時の口腔内圧を計測し、呼吸筋力を評価する。
  • その他
担当者の注目ポイント!
健康に「おいしく食事ができる」ことは、地域の高齢者がイキイキと暮らしていくためには、必要不可欠なことだと思います。
現在は、嚥下障害がみられる前の予防的視点からの摂食嚥下リハビリテーションが重要視されています。しかし、加齢に伴う摂食嚥下機能の低下は、本人および周囲が気付きにくいため見過ごされてしまいます。この見過ごされやすい問題をできるだけ早期に発見できれば、摂食嚥下に関わる機能の低下を予防できる可能性があります。